X凍結祭りで急増中|外部サイト誘導が原因の凍結を防ぐ方法を行政書士が解説【2026年冬更新】
公開2026年6月15日更新2026年11月3日
⚠️ いま、Xの凍結が急増しています
2026年に入ってから、Xでは「凍結祭り」と呼ばれる大規模な凍結が立て続けに発生しています。とくに外部サイトやLINEへ誘導しているアカウントは、スパムと誤判定されやすく、ある日突然ログインできなくなるケースが後を絶ちません。「自分は大丈夫」と思っている方ほど、危険です。
Xで集客をしている方にとって、突然の凍結は、フォロワーと問い合わせの導線を一度に失うことを意味します。とくに外部サイトやLINEへ誘導する投稿は、悪意がなくても、形がスパムに似ていると機械的に止められることがあります。
この記事では、止められやすい理由と、止められないための工夫を図で整理し、「PR」表記の論点と、凍結されたときの動き方にも触れます。
X社は、スパムの判定基準や投稿回数の上限を公表していません。この記事の目安は、公的資料と私たちのご相談の傾向をもとにしたもので、守れば止められないという保証ではありません。
この記事で確認すること
1 誘導アカウントが止められやすい理由
2 凍結・制限の段階を知る
3 スパムと受け取られやすい投稿
4 誘導先ごとの注意点
5 止められないための工夫
6 紹介投稿に「PR」と書くべきか
7 凍結されたら、最初にすること・しないこと
8 長く安全に運用するために
9 よくある質問
10 参照した公的資料
1 誘導アカウントが止められやすい理由
ご相談でも、自動的な判定による凍結が目立つようになりました。私たちは、誘導アカウントが止められやすい理由を、次の三つと見ています。
図1 誘導アカウントが止められやすい三つの理由
1外へ連れ出す投稿
利用者をX内にとどめたい仕組みでは、評価が上がりにくい
2ボットと区別しにくい
同じリンク・同じ文言の繰り返しは、機械的な投稿に見える
3通報が集まりやすい
副業・情報商材・出会いへの誘導は、通報されやすい
*X社は判定の仕組みを公表していないため、私たちがご相談で見てきた傾向をもとに整理したものです
何年も問題なかったアカウントが、基準の見直しひとつで対象になることもあります。
2 凍結・制限の段階を知る
Xの措置には段階があり、段階ごとに取るべき対応が違います。
図2 Xの措置の三つの段階
段階1
一時的なロック
ログインはできるが、本人確認を求められる
まず 画面の手順で認証する
段階2
機能の制限
投稿はできるが、表示や返信が届きにくい
まず 誘導を控え、期限を待つ
段階3
アカウントの凍結
ログインしても使えない。「永久」の通知も
まず 原因を整理してから申し立てる
*段階の名称は、ご相談で使われることの多い呼び方に合わせています
「反応が急に落ちた」と感じた時点で立ち止まれば、対応は軽くて済みます。凍結まで進んだ場合は「X(Twitter)永久凍結の解除完全ガイド」も参考にしてください。
3 スパムと受け取られやすい投稿
悪意がなくても、次の形の投稿はスパムと受け取られやすくなります。
図3 スパムと受け取られやすい運用と、その代わり
自動の宣伝に見える
一方的な勧誘として通報される
まとめて止められるおそれ
誘導先を隠していると見られる
通報されやすい
機械的な運用に見える
*赤い枠の小さな文字は、そう受け取られやすい理由です
総務省も、SNSを使ったフィッシングでは短縮URLが多く使われ、行き先がわかりにくいと注意を呼びかけています。
4 誘導先ごとの注意点
どこへ誘導するかでも、止められやすさは変わります。
図4 誘導先ごとの、止められやすさ(イメージ)
帯が長いほど、スパムの判定や通報が集まりやすいと私たちが考えているものです
自分の公式サイト・ほかのSNS 誘導先の中身がはっきりしており、比較的受け入れられやすい
LINE公式アカウント 表現と頻度に気をつければ運用できる。毎回同じ文言での誘導は避けたい
アフィリエイトのブログ 頻度と表現しだい。報酬のある紹介であることを隠すと、通報の原因にもなる
副業・情報商材の案内ページ 中身が本物でも、通報が集まりやすく、判定でも不利になりやすい
成人向け・出会いのサイト 規約上の条件が厳しく、表示の設定などを守らないと止められやすい
行き先の見えない短縮URL 誘導先を隠していると受け取られ、もっとも警戒されやすい
*数値で示すものではありません。同じ誘導先でも、投稿の頻度や表現によって大きく変わります
ただし、結果を分けるのはジャンルよりも、どう発信するかです。
5 止められないための工夫
図5 今日から見直せる七つの工夫
当てはまるものから整えてください。すべてを一度に変える必要はありません
1同じ文言で貼らない
話題や質問への答えの中にリンクを置く
2リンク投稿は1日1回まで
私たちの目安。リンクのない日があってもよい
3行き先のわかるURL
短縮URLは避け、プレビューが出るURLに
4大げさな表現を避ける
「今すぐ」「月収○万円」は通報の原因に
5電話番号・メールで認証
多要素認証も設定しておく
6複数アカウントで協調しない
サブアカウントからの拡散は、まとめて止められるおそれ
7非公式の自動化ツールを使わない
自動フォロー・自動返信は規約で制限されやすい
認証に使うメールが古いと、ロックされたときの手続が進みません。見直し方は「Xのメールアドレスを変更する方法」にまとめています。IPAも、多要素認証の設定をすすめています。
6 紹介投稿に「PR」と書くべきか
報酬のある紹介投稿には、Xの規約とは別に、法律の問題も関わります。2023年10月から、広告であることを隠したステルスマーケティングが、景品表示法の規制の対象になりました。
ISSUE 1
論点 報酬を受けた紹介投稿に、「PR」と書くべきか
報酬のある紹介投稿に「PR」や「広告」と書くべきか。反応が落ちるのを心配して、書かずに済ませたいという声もあり、考え方が分かれます。
考え方A
投稿者は書かなくてもよい
消費者庁によると、ステマ規制の対象は広告主の事業者です。依頼を受けて投稿する人は原則として対象外で、自分の意思で紹介するなら「PR」は不要とされています。
考え方B
依頼や報酬があるなら明示すべき
報酬を受けて依頼された投稿は、事業者の表示に当たる可能性が高いとされ、広告であることを明瞭に示す必要があります。ツリーに書くだけでは足りないおそれもあります。
私たちの立場
私たちは、考え方Bをとっています。依頼や報酬のある紹介は、広告であることを本文に明示することが、依頼主を守り、通報を減らすことにもつながるからです。自分の意思だけの紹介まで、無理に書く必要はありません。
7 凍結されたら、最初にすること・しないこと
誤って止められたときは、最初の動き方が大切です。
図6 凍結されたら、最初にすること・しないこと
*凍結されたままのアカウントは、内容が削除されることもあり得るため、私たちは凍結から3か月をひとつの目安にしています
その後の流れを、時間の順に示したのが図7です。
図7 凍結に気づいてから、申し立てるまで
気づいた日
画面と通知を保存する。同じ操作や申立ては繰り返さない
▼
数日以内
直前の誘導の投稿、頻度、使っていたツールを振り返り、原因の見当をつける
▼
準備がそろったら
止められた理由と考えられる点と、実際の運用との違いを、時系列で整理する
▼
一度で伝わる申立てを出す
求める措置を明確にし、事実を一貫した形で示す。凍結から3か月を目安に
*期限が表示される一時的な制限は、期限まで待つのが基本です
異議申し立てが何度も却下されている場合の見直し方は「X凍結の異議申し立てがAIに何度も却下される理由」に、文面の組み立て方は「Xアカウント凍結の異議申し立て例文集」にまとめています。時間の考え方は「SNS凍結・乗っ取りはいつまでに動くべきか?」もご覧ください。
ISSUE 2
論点 凍結中、告知のために別のアカウントを作ってよいか
凍結されると、お客様に知らせる手段がなくなります。告知のためだけに新しいアカウントを作ってよいのか、考え方が分かれます。
考え方A
告知用のアカウントは作るべき
導線が止まれば、事業への影響は日に日に大きくなります。凍結されたことと、別の連絡先を知らせる場所は必要だという考え方です。
考え方B
別のアカウントは作らない
停止を免れるための別アカウントは、規約で制限されていることが多く、同じ人の運用と判断されれば、元のアカウントの申立ても難しくなりかねないという考え方です。
私たちの立場
私たちは、考え方Bを基本にしています。告知は、Xの外の媒体で行うことをおすすめしています(公式サイト、LINE公式アカウント、ほかのSNSなど)。X上の別アカウントは、申立ての見通しが立ってから考えても遅くありません。
リーリエ行政書士事務所の視点
事業会社の側で利用停止の書面を検討していたとき、判断を進めやすかったのは、目的・頻度・表現が具体的に書かれたものでした。誘導で止められた場合に問われるのは、発信の中身より形です。申立てでは「何もしていない」と訴えるより、運用の実態を数字と時系列で示すほうが伝わります。
ご相談でよくある経過(例)
LINE公式アカウントへ、同じ文言の誘導を1日に数回貼っていた店舗のアカウントが凍結。履歴から頻度と文言の重なりを原因と見立て、店舗の実在と手作業の運用を時系列で示す書面を作成し、解除後の誘導の見直しもお伝えしました。
自分で対応を続けるかどうか迷っている方は、「X凍結が解除されない人の共通点3つ」や「「もう少し自分でやってみます」——その一言で、戻るはずのアカウントを失う人へ」も参考にしてください。見立ての考え方は「X凍結は解除できる?行政書士が見立てを出す4つの判断基準」、アカウントを失ったときの影響の大きさは「X凍結で失う価値はいくら?」で整理しています。
8 長く安全に運用するために
止められにくいアカウントに育てるために、私たちは次の三つをすすめています。
図8 止められにくいアカウントの育て方
投稿
投稿
投稿
投稿
リンクのある投稿1回に、リンクのない投稿を数回はさむ(私たちの目安)
比率を意識する
役に立つ投稿のあいだに、誘導を置く
プロフィールを整える
アイコン・自己紹介・固定投稿で、実在が伝わるように
会話を増やす
返信ややり取りがあると、機械的な運用と区別されやすい
不審な投稿が続いたあとに止められた場合は、乗っ取りが原因のこともあります。確かめ方は「X・Instagramの乗っ取り、原因はフィッシングだけじゃない!」で紹介しています。
9 よくある質問
Q外部リンクは、1日に何回まで貼っても大丈夫ですか。
AX社は上限を公表していません。私たちは、同じリンクは1日1回までを目安にしています。回数より、短い間に同じ投稿を繰り返さないことが大切です。
QLINEへの誘導は、凍結されやすいですか。
A誘導そのものが禁止されているわけではありません。毎回同じ文言・同じ頻度で誘導すると、スパムと受け取られやすくなります。
Q機能の制限を受けているかは、どう確かめればよいですか。
A検索に出ない、返信が見えにくい、表示の回数が急に落ちた、といった変化が目安です。誘導を控えて、戻るかどうかを見るのが確実です。
Q一度凍結されたアカウントは、もう戻らないのでしょうか。
A誤って止められた場合は、申立てで解除されることもあります。事実を整理し、一度で伝わる形にすることが大切です。「X(Twitter)永久凍結の解除完全ガイド」もご覧ください。
Q「PR」と書くと、凍結されにくくなりますか。
A判定が変わるかはX社が公表していないためわかりません。ただ、報酬のある紹介を隠すと通報の原因になりやすく、依頼主がステマ規制の対象になるおそれもあります。
Q行政書士は、具体的に何をしてくれるのですか。
A事実関係と証拠を整理し、止められた理由と考えられる点と実際の運用との違いを、申立ての書面にまとめます。英語での対応もお手伝いします。対応する行政書士は「プロフィール」をご覧ください。
まとめ
この記事のポイント
1止められるかを分けるのは、ジャンルより発信の形(頻度・文言・URL・表現)
2報酬のある紹介は、広告であることを本文に明示する
3止められたら、新しいアカウントに逃げず、保存と整理をして一度で伝わる申立てを
凍結が長引くほど、打てる手は減っていきます。迷ったら、早めにご相談ください。解除が進まない方は「Xアカウント凍結が解除されない方へ」もあわせてどうぞ。
関連記事
凍結されたら、いつまでに動くべきかを知るために
異議申し立てが何度も却下されるときに
申立ての文面を組み立てる参考に
永久凍結の通知を受けたときに
不審な投稿の原因が乗っ取りかもしれないときに
取り戻すか、放置するか、削除するかを選ぶために
取り戻すより、消して被害を止めたいと考えたときに
登録メールアドレスを確かめ直すために
いまの状況で、どのくらい見込みがあるかを確かめるために
X・SNSアカウントの凍結のご相談
凍結や制限に気づいた時期と、届いた通知や画面のスクリーンショットを添えてご連絡ください。お急ぎの場合は、その旨もお書き添えください
10 参照した公的資料
AUTHOR & SUPERVISION
執筆・運営について
リーリエ行政書士事務所
SNSアカウントの凍結解除・乗っ取り復旧を専門とする行政書士事務所です(東京都行政書士会所属)。
| 事務所 | リーリエ行政書士事務所 |
|---|---|
| 取扱分野 | SNSアカウントの凍結・乗っ取りからの復旧、SNSアカウント運用サポート |
| 公開 | 2026年6月15日 |
| 更新 | 2026年11月3日 |



